前回の続きです。
今度はムーブメントの裏側(時計の文字盤側)から巻真を操作するための”つづみ車”を取り付けます。
この辺りで気付いたのですが、時計の組み立てはある程度の治具は使いますが、基本的には手組み(技能)であると言う事です。
パーツをそっと置いた後、ピンセット等でツンツンと位置など微調整して、スッッ!パチッ!ストン! というように優しく組んでいきます。
一つ一つのパーツの意味を教えてもらいながらの作業なので、全てが大事な作業なのだと感じることができました!
作業も半ば、遂にメインイベントである ”アンクル” の取り付けに入ります。
画像の指は小指です! 全体の大きさでも3mm程、アミメアリ(赤蟻)と同等の小ささです。(折れる!)
この辺りを慎重に組み付け、”香箱車”(主ゼンマイ)を巻き上げれば動き出します!
↓ は組み付け後の動画です。
動き出した瞬間は、やっぱりうれしかったです♪
ゼンマイの力だけで全てを動かす究極のローテク、機械式腕時計。
ものづくりの原点を感じることができました。
ここで一旦作業終了! 昼休憩に入ります。
後半は自動巻き機構や針等の外観を組んでいきます。
記念写真撮っていただきました。 パシャ!
なんだか楽しそうです(*^_^*)
指サック、ルーペ、顕微鏡など普段から仕事で使用している物を使うので、作業はストレスなく行なえました。
途中、何度も ハズキ・ルーペ が欲しくなりました!
「小さくて読めな~~い!!」
と叫ぶ、渡辺 健さんの心境でした。
ただし、メガネ型ルーペは慣れないと物は見えても遠近感が狂ってやっぱり組み付けられないのですがね。(^_^;)
つづく (次回ラスト)
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