以前のBLOGでJIMTOF(日本国際工作機械見本市)でみつけたヤル気の出るもののお話しをお伝えしました。
それは碌々産業様でサンプル展示されていた総切削加工の腕時計です。
しっかり作動するものも出来ているようで、それを聞いた時、「えっ! 総切削で作れる物なんだ!」 と衝撃を受けました。
早速、JIMTOFから帰ってあれこれ調べてみますと、何だか難しそうでもあり、それがまた楽しそうでもありで、とりあえず機械式腕時計を知ろうと本数冊購入してお勉強を始めました。
内部構造やそこに至る時計造りへの情熱を知ると、もう実物をばらしてみたくて仕方なくなり、早速、長野県の下諏訪で機械式腕時計の組み立て体験が出来る「時・科学館 儀象堂」へ行ってきました!
長野に朝9:00集合って、、もう前乗りするしかないです(-_-;)
一見、温泉旅館?のたたずまいですが(実際通りのあちこちから温泉の湯けむりが、、)一階は売店風、二階は時計の科学館、三階が時計工房となっておりました。
建屋の裏庭には名前の由来でもある古代中国の時計、「儀象台」が実物再現されており、これも一見の価値ありでした。
動いている内部にも入ることができ、中身はカラクリ? ピタゴラスイッチ?
機械式時計の原点のようで見ていて飽きませんでした。
一階で受付けを済ませ、その後三階の工房へ向かい、防塵服に着替えたらお世話になる講師の先生よりオリエンテーションを受けます。
そして早速、「手術開始!」となります。(マスクはしませんが)
画像や紙を使いながら、構造や機能、組み付けポイント、要点などを細かく指導していただけるのでとても分かり易く、目の良い人ならテンポよく組み付けていけると思います。
ネジなどは40代の目では見えない程小さいです!
この腕時計は前もって講師の先生が新品の時計をバラバラにしておくのだとか。
当日、ドタキャンされると 「チ~~ン!」 となるらしい。(^_^;)
これは組み付け初めに表側ムーブメント中央に二番車をのせたところ。
ムーブメントは時計が腕に当たる側が表側だそうです。
表側だけでも50個のパーツを組み付けていきます!
ピンセットでケースからつまみ上げるだけでも最初はビクビクです。
なんたって各パーツが小さくて!薄くて!細い! ルーペ無しじゃ見えん! 壊れる!
こころの中でそう叫びながら、ピンセットを巧みに使いこなす講師の先生に久しぶりに尊敬の念を抱いたしだいでした。
つづく
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